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2019年12月7日
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【わたしの練習日誌】
今日は朝から大変寒く、雪が降ってきそうな空模様で、横浜市からは初雪の便りが届き、冬本番となって来ました。 そんな中でも、OB合唱団は、午前中はアルト・パート練習が有り、午後からはアンサンブル練習です。マエストロは、我らが団内副指揮者兼テナー・パートリーダーの「いとーのやっさん」です。これからもよろしくお願い致します。
今回の【わたしの練習日誌】は、私が2年程前にOB合唱団ホームページの掲示板に記したものを、一部再度、書くことと致しました。二年程前というのが肝です。
立原道造の詩集《優しき歌》「V.また落葉林で」 で、今更聞けないことがあります。
其の一。 「優しき歌」の4編とも、4行、4行、3行、3行の14行となっていますが、どんなこだわりがあるのですか?
其の二。 4編のタイトルにローマ数字ではなく、アラビア数字(I、II、III、IV)が割り振られているのは、どうしてですか?
其の三。 「また落葉林で」落葉林の場所は何処ですか? 以前、練習時に指揮者おーさんは、軽井沢の追分とおっしゃっておりましたが。
其の四。 いつの間に もう秋! 昨日は、夏だった……。 となっていますが、「いつの間に もう秋!」になっているのに、どうして「昨日は夏だった…」と断定しているのですか?
其の五。 5行目の「おまえが私の……」 「おまえ」とは誰のことですか? 「私」とは、道造自身のことですか?
其の六。 「うす紫の花」とは、何という花が咲いていたのですか?
其の七。 9行目の「大きなひびきが」とは? 軽井沢だとしたら、噴火音だったのか?それとも別の大きな音だったのか?
其の八。 「おまえ」と「私」が見た山脈は、八ヶ岳だったのか、南アルプスの山並みを見ていたのか?
其の九。 13行目の、ふたつの眼ざし……。 「おまえ」と「私」の眼ざしを指しているのか、それともまったく別のことを、言っているのか?
以上が、当時の掲示板に書き込んだ九つの、「今更聞けないこと」でした。 これまでに解決したと思われる所もあれば、未解決のままになっている所もあります。 また、正解は一つではなく、複数あるのかも知れませんが、どなたか私に教えて下さい。 いずれにしましても、立原道造作詩、小林秀雄作曲の混声合唱曲集「優しき歌」をステージで歌うのは、私は初演になります。
私にとって合唱をするという事は、ステージ上で詩を演じて、曲を演じる事につきます。これまでも、これからも……。 指揮者の息を感じ、ピアニストの息を感じ、隣の団員の息を感じ、各パートの息を感じ、その合わさったもの(詩・曲)を、演奏会場までお越し頂いたお客様に届けられたらいいと思っております。 この後、何回ステージ上で、息を感じて、詩・曲を演じられるか、私にはわかりませんが……。誰にもわかりません。 ただ、今、言える事は、これからもOB合唱団で歌い続けたいし、団員の皆さんの息を、ステージ上で感じたい事です。 その為に「がんばらない」けれど「一生懸命」そして「あきらめない」で、歌い続けたい。 自身の為に、家族の為に…。 これまでOB合唱団としていられることに、団員の、おひと方、おひと方に感謝感謝です。
OB合唱団第11回定期演奏会、12回、13回……と楽しみです。 「一生懸命」「がんばらない」「あきらめない」!!
Ten.寺山九団
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