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2019年3月16日
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「優しき歌」の全貌、つかめたかな?
10thコンサート後に取り組みを始めた1,2,4曲目も少し体に入ってきたかなと思える中、先ずは3曲目から練習をスタート。どの曲もテンポや強弱の変化が唐突に!?現れるのですが、立原道造の詩の世界を小林秀雄がなぜ『そう』書いたのかを考えながら歌うのがとても興味深い。日本語のニュアンスを繊細に表現するためには「全部の言葉をハッキリしゃべろうとしないで」とか「子音を立て過ぎないで」とか、Oさんからの指示が随所に出る。一生懸命に音をとる段階から朗読をするように楽譜を読む段階に進まなければ…。
普段あまりお目にかからない用語の意味をいくつかご紹介。 P4の冒頭:grazia 優雅、上品、優美/P5の出だし:parlando con calore 情熱的に話すように cantando 歌うように(parlando[話すように] とcantando[歌うように]はこの後も何回も出てくるので歌い方をガラリと変えて表現できるようにしなければ!) P13の2段目:caloroso e lamennto 情熱を込めて そして 悲しそうに/P15の出だし P18の2段目:semplice 無邪気に 素朴に/P20の下の段 P22の最後:abbandono 感情のおもむくままに[リズムやテンポより感情表現を優先させて]
練習の最後はシシリア島の風を感じさせる巨瀬さんのピアノに導かれてカヴァレリア・ルスティカーナの開幕の合唱。村の男女が教会に集まって、また去っていくという場面を想像しながら立体的にそして演技をするように歌いましょう!
16時で練習を終えて、今年度の総会を開催。4月から更に性格の変わるカルミナ・ブラーナが加わりますがまた楽しく練習を続けていきましょう。
Soprano Y.S
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