20世紀の音楽シーンに大きな足跡を残した伝説のロックバンド・クイーン (Queen) 。ご存じないという方のためにその軌跡を振り返ってみると…。

イギリス・ロンドン出身の4人組バンド。1973年にデビュー以来15枚のスタジオ・アルバムのほか、多くのライブ / ベスト・アルバムを発表。現在の認定セールスは世界第5位の3億枚を超え、「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねている。また、2001年には、マイケル・ジャクソン、エアロスミスらとともにロックの殿堂入りをした。さらに、ローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」においても第52位にランクインされている。今年(2016年)は、天才ボーカリスト フレディ・マーキュリーの没後25年。今も残されたメンバー(ギターのブライアン・メイとドラムスのロジャー・テイラー)によってクイーンの名で活動が断続的に続いているなど、その輝きは失せることはない。

 

今回演奏する5曲は、クイーンのベストアルバムとして名高い「ジュエルズ(Jewels)」を、作曲家・指揮者として活躍中の富澤裕氏が編曲した混声合唱曲集の中から選曲している。

「ボヘミアン・ラプソディ」 色々な意味で彼らの地位を絶対的にした曲。アカペラのプロローグ~バラード~オペラ(のような舞台劇風)~ロック~バラードのエピローグという、組曲を思わせるような長大な楽曲。

「愛にすべてを」 ゴスペルを思わせるコーラスが特徴の曲。超人的なソロも聴きどころ。

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」 大地を打ち鳴らすようなリズムの上でボーカルが掛け合うという、シンプルながらとてもキャッチーな曲。

「伝説のチャンピオン」 サッカーなどスポーツの応援ソングとしても定番になっている、彼らの代表曲のひとつ。

「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」 元々はフレディのソロ曲として発表されたが、彼の他界後メンバーによる別バージョンで発売、日本ではCMソングとしてもよく耳にする。

 

富澤氏の編曲は、一見違う曲?と思わせるようないわゆる‘編曲もの’とは違い、オリジナルの雰囲気を十分意識した作りになっているほか、超人的な声を持つフレディの音域に対しても歌いやすいようにアレンジされている。今回バックバンドには、団内指揮者尾崎徹のピアノ、ベースパートリーダー福田隆のドラムに加え、E.ベースに、音楽プロデューサーとしても活躍中の井手口雅氏を迎える。あとは我々が「声の魅力」をどのように伝えられるかにかかっている!?

…とはいえ、やればやるほど、有名なメロディーのオンパレード、広い音域、奇抜な転調、強いメッセージをどう表現するか、などなど悩みは尽きない。クイーンはなんて奥深いんだ!!